CSRは、「慈善活動」ではありません
CSRとは、corporate social responsibility(企業の社会的責任)の略語ですが、「慈善活動」というわけではありません。
CSR=慈善活動となってしまうと、利益が出ていない会社はCSR活動に手を回せない、CSRはコストばかりをかける活動、利益が出ていない時はストップしてしまう活動となってしまいます。
またCSR活動は、資本力や人的資源などの関係で大手上場企業の活動とも思われがちです。
しかしCSR活動は、正しく行うことで中小企業でも企業利益をしっかりと確保できます。
商品に「社会貢献」を付加することで、消費者に選ばれる!
CSR活動の代表的なメリット
企業評価(レピュテーション)の向上
ブランドイメージ向上
(付加価値の創出)
CSR活動の一環として寄付やボランティア活動をすることで、それら社会貢献活動をしている会社として認識されます。事業とは別のところで、企業としての評価になります。
CSR活動をすることで社会的価値を高め、ブランドイメージの構築にも繋がります。また、ブランドイメージ構築により競合他社との差別化にもなります。
ブランド力(付加価値)の強化による、
販売単価の増加
潜在顧客の
顕在化(掘り起こし)
企業の社会的評価の
向上による、自社や
サービスの信頼度向上
ブランド力強化により、
企業及び、自社商品の
認知度向上
収益型CSR活動イメージ
商品やサービスを適切にリリースすることで、新規ユーザーや企業信頼度を獲得できます。
企業利益を創出するCSR活動のススメ
実は、多くの消費者は社会貢献に飢えている!
アンケートから見るCSR活動の有用性。
社会のために役に立ちたいですか
内閣府:平成28年度社会意識に関する世論調査
企業の社会貢献活動につながっている商品を購入したことがありますか?
2009年:慶應義塾大学・NTTレゾナント(株)
2011年:ユナイテッドピープル
中小企業の「企業の社的責任(CSR)」についてアンケート調査
東京商工会議所
充分、行えている
だいたい行えている
あまり行えていない
なんとも言えない
全く行えていない
2.7%
55.4%
31.8%
9.3%
0.7%
本業を通した社会貢献活動や地域社会課題解決に取り組むために
課題となっていることは何ですか?
2017年10月 自社調べ
活動を行う必要性、メリットを感じない
活動を行うノウハウがない
情報が不足している
労力的な問題
予算的な問題
6.39%
34.9%
22.2%
55.6%
52.4%
社会貢献に取り組まない理由
2017年10月 自社調べ/複数回答可
活動を行う必要性、メリットを感じない
活動を行うノウハウがない
情報が不足している
労力的な問題
56.7%
38.9%
33.3%
26.3%
弊社取引先アンケートでは、「人手が足りない(56.7%)」が最も多く、唯一半数に達している。これに「コストがかかる(38.9%)」、「直接利益にならない(33.3%)」、「ノウハウがない(26.3%)」となるが、全体から見て、やはり事業性につながらないとみている傾向があると思われる。
数値に表れなかったが、「まだそのレベルではない」と言った意見もあった。
社会貢献など、善い事は陰で
やるべきことなので、広告やPRなどで
コミュニケーションはしない方が
良いと思いますか?
自社調べ
売り上げや利益の一部を
寄付する事は、社会貢献と
事業収益を両立させる良い取り組み
だと思いますか?
自社調べ
商品を購入する際、どの社会貢献型商品を選びますか?
売上に応じて寄付される商品
53.5%
52.0%
19.8%
28.0%
被災地の商品
フェアトレード商品
障がい者の作った商品
寄付付き商品を購入したい理由
特別な費用や時間はあまりかけずに、
日常生活の延長線上でできる範囲のことを…
気軽に、無理なく、社会貢献に参加できるから
同じような商品を購入するなら、
寄付につながる方が良いから
77.2%
69.0%
76.1%
寄付付き商品を
購入(利用)したことがありますか
自社調べ
売り上げの一部(もしくは全額)が
社会課題解決に取り組む団体や
NPOに寄付される商品・サービスを
知っていますか?
自社調べ
あなたは商品を購入する事で、その代金の一部が社会貢献につながる
寄付付き商品を購入(利用)したいと思いますか?
自社調べ
●どちらかと言えば購入したくない
●積極的に購入したい
●どちらかと言えば購入したい
●購入したくない
●寄付先の内容による
●積極的に購入したい
●どちらかと言えば購入したい
●寄付先の内容による
●どちらかと言えば購入したくない
●購入したくない
1.3%
30.2%
47%
9.4%
12.1%
「寄付付き商品」は手軽に
参加できる社会貢献なので、
もっと増えて欲しいと思いますか?
自社調べ
企業は寄付付き商品など
社会にとって良い事にもっと積極的に
取り組んだ方が良いと思いますか?
自社調べ
良い事は陰でやるべきことなので、
寄付付き商品の広告やPRなど社会や
顧客とのコミュニケーションは
しない方が善いと思いますか?
CSR活動は大手企業だけでは無い。
中小企業のCSR活動の事例をご紹介!
企業利益を創出するCSR活動のススメ
01
株式会社 クーロンヌ ジャポン
●パン・小麦菓子の製造・販売業
●本社茨城県取手市
●従業員数
社員74名, パート・アルバイト132名
●店舗数 10店舗
実施内容
WEBでの告知
11月よりおなじみ自家製クッキー「ハッピークッキー」が、内容・価格はそのままに、ちょっとオシャレな包装になった寄付つき商品としてリニューアル販売となりました!
この寄付つき商品は1つお買い上げにつき20円が寄付されます。
寄付先は、龍ケ崎を中心に地域の貧困の子ども達を支援する
「特定非営利法人NGO未来の子どもネットワーク」になります。
買ってハッピー!贈ってハッピー!食べてハッピー!
まさにオールハッピー♪
結 果
販売個数(全店)
384個(10月実績) → 880個(11月末集計分)
●キャンペーン実施前
●キャンペーン実施後
229%UP
クーロンヌお客様の声
ハッピークッキーはもっとPRすべきか?
するべきである
どちらかと言えばするべきである
どちらとも言えない
どちらかと言えばしない方が良い
しない方が良い
58.6%
21.8%
10.3%
3.5%
5.8%
クーロンヌへの好感度
上がった
やや上がった
変わらない
やや下がった
下がった
33%
21%
0%
0%
46%
良い事は陰でやるべきか
22.4%
77.6%
陰でやるべき
堂々とやるべき
20円値引きと寄付、どちらが良い
■値引きが良い
3%
■寄付が良い
■どちらかと言えば値引き
■どちらとも言えない
■どちらかと言えば寄付
クーロンヌ従業員の声
寄付付きハッピークッキーは
継続すべきか
寄付付き商品は良いことだと思うか
良い事だと思う
どちらかと言えば
良いこと
どちらとも言えない
どちらかと言えば
思わない
良い事だと思わない
76.2%
19%
4.8%
2.4%
0%
■どちらとも言えない
■継続すべき
■どちらかと言えば継続
クーロンヌを誇りに思うか
誇りに思う
どちらかと言えば誇りに思う
どちらとも言えない
どちらかと言えば誇りに思わない
思わない
76.2%
19%
7.1%
4.8%
0%
02
株式会社 アビストH&F
●水素水の製造および販売、
水素水関連商材の販売
●本社 熊本県菊池市
実施内容
購入者向けキャンペーン
水素水の継続購入者向けキャンペーンとして、地元熊本の名産品プレゼントを実施、その中の1アイテムとして熊本地震義援金も取り入れる。
2016年9月から実施し2017年9月末時点でプレゼント応募数4265件の内、義援金希望者275件、選択率6.4%。
寄付額1,375,000円
03
株式会社青木松風庵
●和菓子、洋の製造及び販売
●本社 大阪府泉南郡岬町
実施内容
月化粧基金
「みるく饅頭 月化粧」を1個販売するごとに1円を、「青木松風庵月化粧基金」と称し、環境保全のために寄付されます。
2015年度「青木松風庵月化粧基金」は
●「大阪府みどりの基金」に9,108,386円
●「(公財)和歌山県緑化推進会」に1,033,133円
合計 10,141,499円が寄付されました。
04
株式会社マルト水谷
●酒類食品業務用販売
米穀・冷凍食品業務用販売
酒類食品小売業
繁盛支援事業
●愛知県春日井市
実施内容
ハッピーリングチャリティ
ハッピーリングチャリティとは、期間内に参加店舗様で提供された「生ビール」1リットにつき1円を、マルト水谷が寄付するチャリティキャンペーンです。寄付金は「子ども食堂」や「子ども食堂の問題解決に取り組む団体」寄付されます。
昨年度の寄付金 4,204,460円
(参加飲食店数 2,098店舗)
05
有限会社 モーハウス
●授乳服の製作・販売、
授乳服を通した情報発信
●茨城県つくば市
実施内容
モーハウスイベント応援基金
チャリティー商品である、「授乳十二体図絵てぬぐい(定価1,200円)」を購入すると売上の一部200円がお産・おっぱいライフを支援するイベント活動に寄付されるというシンプルな仕組みです。
快適お産っぱいライフ活動団体に対する助成 第1回助成団体は以下の団体に決定いたしま。
1.宮古島 マタニティライフを楽しむ会
2.鹿児島 特定非営利活動法人 Re バース
3.杉並区 お産とおっぱい・おしゃべり会
4.東京都 うちエコ!ごはん
7つの要点
●生活者は自分も気軽に参加出来る社会貢献に飢えている
●ターゲット市場と寄付商品が適合し共感性がある
●透明性をもって結果や途中経過を報告する
●良い事は陰徳ではなく、SNS・メディアを上手に活用する。
●善い取り組みは従業員の誇りとモチベーションを高める
●目標設定と効果測定が必須
●CSR活動は四方よし!とする。
(1.売り手 2.お客様 3.地域社会(NPO)4.従業員)
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